2018年06月11日
模造刀:修理、鯉口の緩み
居合刀は経年使用で、鯉口が緩くなる事があります。
鯉口が甘いなどとも表現します。
鞘口部分、鯉が大きく口を開けた様に見えるのでこの名前が付きました。

今回は鯉口の簡単な修理方法を考えてみました。
準備するものは朴の木の木片があればいちばん良いのですが、
なければ経木などでも結構です。

木工用のボンド・あればピンセットも用意します。
私は関の職人さんからいただいた、厚めの経木(これって割烹料理屋の弁当の蓋?)
を写真の様に、ハサミで切り、紙やすりで薄く削り使います。

貼り付ける前に緩みの程度に合わせ、しっかり削ります。
貼り付けてから棒やすりなどで調整も可能ですが、鞘に傷を付ける可能性があります。
お勧めできません。
以下手順です。
1)刀身を鞘から抜きます。
このときに緩みの程度を確認しておきます。
2)緩みの程度に合わせ、極力薄めに削った木片を準備します。
3)鯉口の刃部分に木片をあてがい、様子を見ます。
万が一厚みを間違えた場合でも、薄めであれば調整が可能です。
そのあたりがコツかも知れません。

4)木片にボンドを薄めに付けて貼り付けます。
このときに、ピンセットなどで押さえつけると良いと思います。

5)完成です。
約一日程度は刀身を納めず、しっかり貼り付いた事を確認後に、薄く刀油(椿油でも十分です)
を塗り、なじませます。

鯉口が甘いなどとも表現します。
鞘口部分、鯉が大きく口を開けた様に見えるのでこの名前が付きました。
今回は鯉口の簡単な修理方法を考えてみました。
準備するものは朴の木の木片があればいちばん良いのですが、
なければ経木などでも結構です。
木工用のボンド・あればピンセットも用意します。
私は関の職人さんからいただいた、厚めの経木(これって割烹料理屋の弁当の蓋?)
を写真の様に、ハサミで切り、紙やすりで薄く削り使います。
貼り付ける前に緩みの程度に合わせ、しっかり削ります。
貼り付けてから棒やすりなどで調整も可能ですが、鞘に傷を付ける可能性があります。
お勧めできません。
以下手順です。
1)刀身を鞘から抜きます。
このときに緩みの程度を確認しておきます。
2)緩みの程度に合わせ、極力薄めに削った木片を準備します。
3)鯉口の刃部分に木片をあてがい、様子を見ます。
万が一厚みを間違えた場合でも、薄めであれば調整が可能です。
そのあたりがコツかも知れません。
4)木片にボンドを薄めに付けて貼り付けます。
このときに、ピンセットなどで押さえつけると良いと思います。
5)完成です。
約一日程度は刀身を納めず、しっかり貼り付いた事を確認後に、薄く刀油(椿油でも十分です)
を塗り、なじませます。
Posted by 輝 at
15:42
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